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2009年1月24日 (土)

第2言語

第2言語としてフランス語や英語と並んで手話を取り入れている大学の

特集をあるニュース番組で見ました。

日本語を話す社会があって、

英語を話す社会があって、

手話を話す社会がある。

第2言語としてもうひとつの言語を学ぶ人たちが、

ふたつの社会を結び付けてくれる。

ろう重複障害を描いた漫画『どんぐりの家』の中に

『手話で生きる人々』という作品があります。

昔のろう教育について書かれています。

ろう教育は、耳の聴こえない子供たちに

日本語を獲得させる事を目標とし、

一貫として厳しい口話教育(読唇発語の訓練)を行ってきた。

そして手話は聴こえない者同士にしか通じない不完全な言語、

低劣な言語、口話法を妨げるものとして教育の場から追放されてきた。

しかし、子供たちは厳しい口話教育にもかかわらず、

日本語を完全に習得する事はなかった。

読唇には限界があり、発音も通じにくく、

文章の読み書きも不充分なまま

子供たちは社会に送り出された。

そんな文章から始まります。

怒鳴られ、泣いて、叫んで、悩んで、苦しんで、苦しんで、

読唇発語を学んだはずなのに、社会に出ても言葉が通じない。

こんな時代もあったんだ。

大学の第2言語として手話が取り入れられるって、

社会の考え方の素敵な進歩です。

そして、話を自閉症の世界に移します。

自閉症の人たちは、耳による情報を上手に整理できません。

視覚優位(聴覚劣位)の為、

絵カードなどの視覚的手がかりがとても有効でスムーズです。

しかし、絵カードでのやりとりは、

僕たちの暮らしている社会では、

少し違和感のあるコミュニケーション手段に見えるかもしれません。

そして、自閉症の方で、声掛けだけで

コミュニケーションが取れている様に見える人も沢山います。

だから、自閉症の方への支援方法を考える時、

社会的に違和感のある絵カードでのやりとりよりも、

「話せば解る」という指導法を主張する人が現れる。

その考え方って口話教育と同じじゃないかなと思ってしまいます。

もしかしたら、本当に話し言葉を理解している人もいるかもしれません。

でも、多くの人たちは、何か言われた時、

今までの習慣・経験をもとに言われている事を推理して行動をしてると思います。

何か大きな声で怒鳴られている、

だから、理由は分からないけど謝らなければならないのかな?

相手が手を出して何かを求めている。

だから、持っている物を渡さなければならないのかな?

ご飯を食べ終わった後に何か話しかけられた、

このタイミングなら、歯磨きをすればいいはず?

そうやって、探り探り生きている人はとっても多いはず。

そんな人たちにとって、

絵カードは、伝えられている事伝えたい事がはっきりわかる言語だと思います。

だから、僕は絵カードでの支援を進めていきたい。

そして、

絵カードを自閉症の人たちにとっての言語として、

支援する人たちの第2言語として確立できたらいいな。

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