グッドナイト スリイプタイト
三谷幸喜作・演出の舞台「グッドナイト スリイプタイト」を観てきました。
演者は、中井貴一・戸田恵子のふたりだけ。
そのふたりが出会ってから今日までの30年間のおはなし。
舞台は、夫婦の寝室のみ。
風景はふたつのベッドだけ。
その極限的にそぎ落とされた設定の中で、
夫婦の30年間の歴史を描き出します。
30年目のある区切りの夜から物語りははじまります。
新婚旅行の時に見たショーが何だったかで、もめ始めます。
夫はファイヤーダンスだと主張し、
妻はリンボーダンスだと主張します。
夫婦で食い違う記憶。
そして、舞台は30年遡り、本当の所を描きます。
果たして夫婦が見たものは!?
どちらかが正しいのか、それとも・・・。
このどーでもいいやりとり(2人の記憶の食い違い)が、
この芝居の基本ベースになっていると思います。
夫婦生活の30年間の時代を行ったり来たり、
あやふやな記憶と実際の所を行ったり来たり、
ラストに向けてあやふやな記憶が伏線となってある場所へ辿り着きます。
気持ちよくて、切なくて、ホッとするけど、哀しくて、
複雑な感情が残る素晴らしいおはなしでした。
演出も素敵でした
開演前のアナウンスは、三谷幸喜のナレーションでした。
テレビ出演時の早口で一生懸命語る感じではなく、
ゆったりとした優しい語り口でお芝居の始まりを盛り上げてくれました。
ピアノ・フルート・オーボエ・クラリネットの4名で構成される
管鍵”楽団!?の面々が音楽を生で演奏してくれます。
時には、舞台の効果音を演奏したり、
時には、芝居に参加したりと大活躍。
戸田恵子のアクロバットあり。
中井貴一の歌あり。
アドリブかと思わせる2人のやりとりあり。
カーテンコールの見せ方も素敵でした。
最初から最後まで、とても楽しい芝居で大満足な1日でした。
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